今日もライブ音源をご紹介。先日ACTのYouTubeチャンネルに突然アップされた、「Nils Landgren Christmas With My Friends live 2005」。もともとはDVDとして発売されたものだが、2005年12月4日、ストックホルム郊外のMärstaにある Odensala Medieval Churchで開催されたコンサートである。その翌年に Christmas With My FriendsとしてCDのかたちでリリースされた。
参加したミュージシャンはスウェーデンのトロンボーン奏者/ボーカリストのNils Landgrenと、彼と親交のあるジャズのミュージシャンたちである。
Nils Landgren - trombone, vocals
Viktoria Tolstoy - vocals
Jeanette Köhn - vocals
Sharon Dyall - vocals
Ida Sandlund - vocals, piano
Bugge Wesseltoft - piano
Lars Danielsson - bass, cello
Johan Norberg - guitar
Ulf Wakenius - guitar
Jonas Knutsson - saxophone
Anders Bromander - church organ
Walter Brolund Trombone Choir
中盤、Bugge Wesseltoftのピアノソロから一転して、静かで神聖な雰囲気に。余計な自己主張をしない、丁寧な演奏は祈りを思わせる音である。Lars Danielssonの優しいベースとVictoria Tolstoyの芯の通った歌声にも心を満たされる。
終盤は女性のヴォーカルが入る曲が続くが、終盤から続けて聞くと厳かな雰囲気が際立っている。特にIda Sand のTill Betlehem (Mitt Hjerte Altid Vankerのタイトルでも知られる)はシンプルな構成ながら力強い祈りを感じさせる。そして最後はSilent Nightをスウェーデン語でみんなで歌うのだが、大編成のバンドで盛り上がりを見せる訳ではなく、あくまで禁欲的で主張せず、大きな音でふくらみをみせてゆく。クリスマスの祈りに相応しい、神への祈りと賛美を思わせるもので、決して奏者の自己を見せるものではない。
Nils Landgrenはその後も2年に一度ほどのペースでChristmas With My Friendsというアルバムを出しており、今年はその第7弾がリリースされた。2回目からはIda Sand, Jeanette Köhn, Jessica Pilnäs, Sharon Dyall, Eva Kruse, Johan Norberg, Jonas Knutsso等が参加している。曲は最初のアルバムよりもポップスが増えたが、第一線で活躍するミュージシャンたちが集まって賛美するコンセプトは変わっていない。こういうのは往々にしてマンネリ化して退屈になるものだが、毎回それぞれ安定した音が聞けることもまたクリスマスと同じく絆を確認するよい機会だ。
コメント
コメントを投稿